こどものあしたプロジェクト

千葉県佐倉市で活動する団体です。 文化を通して、輝く子供たちの未来を考え、活動することを目的にしています。 旧ブログhttp://blog.goo.ne.jp/kodomonoashita_2011

命のつながりを感じてみよう!ワーク③ ブンナの世界に触れてみよう

28日 佐倉市中志津自治会館ホールで3回目のワーク。

劇団青年座から森さん 磯村さん 逢笠さん 柳下さんに制作の長尾さんが来られました。

 

「新しい方もいるので円陣になって 呼んでもらいたい名前と今日お昼に食べた物を言う」の自己紹介。

頭の回転を早くするゲーム。2人の組になり 用意された紙とマジックをもつ。絵を描く人が磯村さんから題目を聞く。一斉に描いて相手に伝える。それを分かった人が大きい声で磯村さんにいう。当たったらピンポンの正解!題目は千葉県 佐倉市 AKB 命 …難しくなる。正解できなかった組は×ゲーム。全力でのあっちむいてホイ!

 

次は体を使う。たこはちゲーム。そしてだるまさんがころんだ。鬼は題目を言ってから「だるまさんがころんだ」という。みんなは歌舞伎と題目だったらその格好をして止まる。題目も東京ディズニーランド、かえるなど。

 

頭と体を動かしたところ さていよいよブンナの世界へ。

この作品に出てくる動物 トノサマかえる つちかえる ねずみ もず ふくろう へび すずめ それぞれ組になってその動物のかたちになる。へびの組はみんなが寝そべってうねりだす。そして最後にはどくろをまいている。各チームが考えて作りだしている。

ブンナの作品の中の一場面 お寺の庭の池。かえるたちが寺の和尚がまきちらしたえさをむさぼりくっている。子かえるA,B,C ブンナ 姥かえる 老かえる 物知り

を各チームに分かれて 読み合わせて その場面を作りだす。季里さん(ブンナの母役)は子ども達に状況を説明しながら 「かえるだからね。かえるだよ」と。

 

アンケートの中から

「ブンナの役は自分の意志を突っ走っていて格好よかった。小5

「セルフ読み それぞれが役者になりきっていて、どんなものいいでも伝わることが面白いと思った。大人」

ワーク後 逢笠さんが「子ども達とワークをして、癒され、パワーをもらえた。」

演出家の磯村さんは「とてもいい刺激をもらった。7月に向けて 自由に闊達に死に物狂いでみなさんに届けたい。」

劇団代表 森さんは「たくさんの方にみてもらいたい。会場を満席に!」

 

あと5カ月 もう5カ月です。

たくさんのかたにブンナの世界を知っていただきましょう!

2月末にはちらしが出来ます。

7月5日を楽しみにしています。

f:id:kodomonoashita:20050515014104j:plain

f:id:kodomonoashita:20050515023647j:plain

f:id:kodomonoashita:20050515023728j:plain

f:id:kodomonoashita:20050515040145j:plain

 

命のつながりを感じてみよう!ワーク②「ブンナよ、木からおりてこい」を読んでみよう

2月1日前回のワークと同じ場所で13時半から15時半までSKS(NPO佐倉こどもステーション)の会員である小林さんを講師に
迎えました。
簡単な柔軟体操から作中にでてくるかえるとへびにみたて おにごっこ。かえるは四角にふちどられた2か所が陣地。
かえるとびしながらもうひとつの陣地へ移動。鬼の一匹のへびにとらわれないように逃げる。次は鬼が2匹。へびにあっという間
に捕らわれる。
 
輪になって講師が下記の感想文を読む。
 
村上勉作 「ブンナよ、木からおりてこい」を読んで 

 

《 SKSの会員で現在6年生の小

林くんが4年生のときに書いた感想文です。昨年次は「ブンナよ、木からおりてこい」を上演すると聞いた小林くんは喜んでいました。「ぼく その本読んで感想文を書いたよ」そこでその感想文を探してもらいました。》

 

「命のつながりと生まれかわり」 

「きみは、ぼくになるんだから」

この言葉はかえるのブンナがねずみから聞いた言葉だ。ぼくはこの言葉に感激した。命のつながりということを強く感じさせてくれたからだ。

 とびのエサとして椎の木のてっぺんに連れてこられた生き物は、みんな怪我を負っていて、しかもとびが見張っているから逃げたいのに逃げられない。そして連れてこられた順番にまたどこかへ連れていかれてしまうのだった。

 とびに連れてこられたねずみは、一

度逃げ出したのに再びつかまってしまった。ひどい怪我を負って、生き延びることをあきらめてしまった。しかしねずみは木のてっぺんで出

会ったへびとうしがえるとのやりとりを通じて、命のつながりや生まれ変わるということに気づいていった。

 そしてねずみは死の直前、ブンナに「オレの体から出てくる虫を食べて木から下りてくれ」とたのんだ。「君は、ぼくになるんだから」そ

ういいながら死んでいった

ブンナは次の年の5月に木からおりることができた。そして沼であった仲間のかえるたちに「自分は自分だけと思っていたけれど、自分の命というものは、だれかのおかげで生きてこれたんだ。」「ぼくらの命は、大勢の命の一つだ…だから、だれでも尊いんだ。つらくて、かなしくても、生きて、大勢の命のかけはしになるんだ…」と言った。

ねずみから出てきた虫は、ねずみを食べて出てきた。だから虫の中にはねずみがいる。その虫をブンナが食べれば、虫の中にいたねずみとブンナは一心同体になる。そうするとねずみの命は終わったように見えて、ブンナの中で生きていく。これはすごいと思った。ぼくは、ぼくらの命は誰かの生まれ変わりなんだから、生きていることは大切なことだと思った。

 沼のほとりでブンナが歌った。「明日にむかって羽ばたけ」という言葉で、生きていることはいいことだなと思った。

 ぼくは米や魚や肉や野菜を

食べて生きている。ぼくの中にはそ

れだけ生き物の命がいる。ぼくは

ブンナと一緒に今日一日生きられるよろこびを大事にしょうと思った。 

 

本から6か所抜粋した文章を6グループに分け、それぞれ読み合わせる。出てくる百舌 雀などに分けて読むチーム。

ナレーターを入れて読むチーム。ねずみとかえるのブンナの場面にはねずみが自分の命がもう短くていろんなことを必死でいう。そこのチームはねずみ役一人が読む。横で自分たちがブンナになったようにねずみの話を聞いている。

また読んでいるうちに感情がいっぱいになった人もいる。

 

最後に全員で

水ぬるむ5月がきたよ さあ、手をつなげ、そろってうたおう あらたな世界のために、うたえ ぼくら土がえるのうた

 

きょう一日を生きてゆく喜びーブンナは大きく大きく胸をはって太陽にむかってないたのです。

 

今日の感想の中から

ストーリーがよくわかる企画でよかったです。輪になって、皆の顔が見える中での読み合いは余計に感じ合えるものがあり、素敵でしたね。本番が楽しみです。一冊本を読んだ気分です。

 

 

f:id:kodomonoashita:20050508012125j:plain

f:id:kodomonoashita:20050508024838j:plain

f:id:kodomonoashita:20050508030027j:plain

f:id:kodomonoashita:20050508032059j:plain

 

 

 

命のつながりを感じてみよう!ワーク①演劇にふれてみよう

1月25日(日) 13時~16時佐倉市 西部地域福祉センターで劇団青年座の代表森さんと舞台「ブンナよ、木からおりてこい」の演出家
磯村純さん ブンナ役逢笠恵祐さんブンナのおかあさん役 柳下李里さんが来られ、ワークショップをしました。
丸くなってみんなひとりひとり自己紹介。呼んでほしい名前。このワークに来たのは?
そして今日の自分の気分を色にたとえると。それぞれ真っ白とかなんだかわからないのでグレーとかみんなしっかり気分を色であらわしていました。ちなみに磯村さんは今日の色はさくら色と言ってました。
簡単な体操して 2人組。ディズニーランドに行った気分で一人は目をつぶりささえる後ろの人はドライバー。相手を信頼しながら動いています。そのあとは円陣になり、指パッチンゲーム。アイコンタクトしてその人に伝える。鬼がきたら その前にすかさず人の名前を呼ぶ。いつのまにかみんなの名前をよんでいる。

演劇に必要な声。5つの要素がある。1高低 2大きさ 3速さ 4 間 5 こわいろ
「ブンナよ 木からおりてこい」このことばを使ってみんなで声を出し合った。
そして仲間を集めるゲーム。好きな果物、血液型、星座 出身地をそれぞれ声をかけながら仲間をさがす。
2列に向き合ってイスを並べ 同じ向き合った人とボールの取り合い。体を動かし 競争心もつく。

最後に即興劇。1~36番の番号札をもらう。場所は会社。1番の番号の人はとてつもなく良く儲かっている      36番は本当に大変な損をしている
自分の番号に近い人をコミュニケーションによってさがすというゲーム。なかなかむずかしいけどちゃんと近くの番号をみつけている。
 
2月8日(日)はワーク③ブンナの世界に触れてみようは更に面白くなりそうです。乞うご期待!
その前 2月1日(日)ワーク②「ブンナよ、木からおりてこい」をよんでみようもありますよ。
こちらも楽しみですね。 
 

f:id:kodomonoashita:20050501011123j:plain

f:id:kodomonoashita:20050501034553j:plain

高学年の子どもたちに見応えのある舞台を届けたい!

今年もよろしくお願いします。

こどものあしたプロジェクトの代表 黒木裕子が子ども劇場千葉県センターの季刊誌
ぐるっと房総に掲載された文章です。

“劇場”の規模が小さくなり、高学年や中高生のための見応えのある舞台上演が少なくなっていった中、2006年にNPO佐倉こどもステーションのメンバーのひとりがミュージカル「はだしのゲン」(木山事務所)に出会いました。「すごい舞台!人生について考え始める思春期の子ども達になんとかしてこの作品を届けたい!」その一途な思いに共感した佐倉の“馬鹿者”達(劇場のOG)が200万円以上の公演料に打ち勝つ蛮勇を持って動き出し、「こどものあしたプロジェクト」が始まりました。

佐倉での大舞台は久しぶりで珍しさもあって公演は成功裡に終わりました!しかし他方では「ゲン」を心底観たかった子が経済的事情で観られなかった、という厳しい現実にも直面することになったのです。

当時子どもの貧困は7人にひとり、そうした中、子どもや家庭への割引価格を実施するだけでは不十分ではないか?家庭の経済的事情で子どもの願いが挫折することがあってはならないのでは、と議論を重ね、2年後の2008年から「ひとり親家庭招待事業」を開始しました。2014年の今はリピーターの方も増えて、会場で挨拶を頂いたり、すぐに感想を送ってくださったりで、この事業を続ける大きな励みになっています。

そして、2015年は8年目。作品は劇団青年座の大型作品「ブンナよ木からおりてこい」〈7/5(日)佐倉市民音楽ホール〉に決定。年1回の公演ながら、財源の無い貧乏所帯は知恵と体力のみで勝負です。

1.      おとなのチケットに100円の寄付を上乗せさせていただく

2.      協賛金を40万以上集める

3.   600席を売り切る

を全部やりきってやっと赤字を免れる、相も変わらず厳しい状況ですが、NPO佐倉子どもステーションを始め、地域、近隣の文化団体や頼もしい推進者そして応援者とともに今年もまた茨の道を前進していきます。子ども達と一緒に観に来てくださることが一番の応援になります、どうぞよろしくお願いいたします!



ボランティア・市民活動フェスタ2014in佐倉

f:id:kodomonoashita:20050226223916j:plain

11月23日 佐倉中央公民館とその周辺で市民活動フェスタが行われました。

こどものあしたプロジェクトは今回初めての参加でした。「うどんや」として出店

しました。

12日の定例会にうどんの試食会をしての参加です。

前日からだんどり 材料の買い出し だしとり等柳井さんの準備万端で

当日をむかえました。当日は若い櫻井&敷根くんとみんなのチームワークで

うどん 完売でした。

暖かな秋日和の一日でした。

ハムレットのアンケートの中から

とてもよい舞台でした。何か考えさせられる作品でした。毎年(こどものあした)の作品はハズレがなくて、とてもいい舞台を観ることができるのでとても貴重な時間だと感じています。来年度以降の作品も楽しみにしています。同時に佐倉の子どもたちにも今後も末永く良い作品を届け続けていってほしいと思います。(15~19才)

 

とても励まされる感想ですね。ありがとうございます。

 

「ハムレット」 ご来場御礼

 

f:id:kodomonoashita:20140828154745j:plain

 

 

 

緊張にしびれてくる頭とからだをギャグがふわりと包み込む、

 

笑っているとまたまた押し寄せてくる新しい緊張の波、

 

まるでマラソン選手のように徐々に高度の上がる坂道をのぼっていきます。

 

徐々に上がる高度に慣れさせていくのはもちろん舞台上の役者たち

 

その中心に演出兼役者の山崎氏がいます。

 

そしてもう一方で、リードしてくれているのは子ども達。

 

ギャグにすばやく反応し会場に笑い声がさざめきます。

 

役者が真剣勝負になると全身で受け止めようとします。

 

子ども達は舞台からの呼びかけに素直に無心で応えていました。

 

こうしたいい雰囲気の中で客席の一体感も高まり、

 

私自身も気持ちを奮い立たせて観続けることができ、

 

普段は行き着くことの無い緊張の高みまでたどり着いた気がしました。

 

 

みなさまはいかがだったでしょうか?

 

ひとり親家庭招待のTさんから以下の感想が届いています。

 

「昨日はありがとうございました。親子共々楽しむことができました。

 

息子は、難しいながらも、ハムレットが勇気を持って立ち向かったのに、

 

全員が死んでしまい悲しかったと話していました。

 

そして、黒マントの人びとの声に聞き入っていました(心の声でしょうか)。

 

舞台道具が木の机と椅子だけで、声と動き、表情からあれだけの舞台を創り上げ、

 

しかも十人でのお芝居、引き込まれてしまうくらいの迫力でした。

 

息子とよい時間を過ごすことができました。

 

ありがとうございました。」

 

 

大勢のご来場に心から感謝いたします。

 

ありがとうございました。

 

こどものあしたプロジェクト 

 

代表  黒木裕子