こどものあしたプロジェクト

千葉県佐倉市で活動する団体です。 文化を通して、輝く子供たちの未来を考え、活動することを目的にしています。 旧ブログhttp://blog.goo.ne.jp/kodomonoashita_2011

『ブンナよ、木からおりてこい』

ブンナ、ご来場の御礼

水上勉さんの珠玉の言葉たちを、劇団青年座の役者さんがからだを張って魂を込めて伝えてくれた舞台でした。

満席の観客席も役者さんの気合をしっかりと受け止め、最後の命の輝きに到るまで舞台と一体になって歩を進めました。

会場には多くの子ども達がいましたが、しびれるような緊張を必死でこらえ、刹那のなかで放たれる冗談を共に笑い、最後に又村に戻ってきたブンナに大きな拍手をしていました。
難しいところもあったかもしれませんが、子ども達の中に、ひとつでもふたつでも、刻まれた言葉があったら、また何か心に残るシーンがあったら幸いです。

こどものあしたプロジェクトは、さまざまな矛盾に満ちた今日を生きる子ども達を応援しています。

辛い時悲しい時心が折れそうになった時、どうぞ、ブンナ、を思い出してください。
自分の中に再び蘇ってくる力を感じることが出来るかもしれません。

ご来場いただき、共にすばらしい一期一会のひと時を創っていただき、ほんとうにありがとうございました。

こどものあしたプロジェクト

代表 黒木裕子

 

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7月5日公演まであと数日

公演7月5日まであと数日になりましたね。
ブンナ役の逢笠さんに昨日近況を聞きました!

先ほど稽古場バラシが終わり、明日から日野に移動します。
今年からまた新たなキャストになり、新鮮な気持ちで稽古に取り組めています。

新たな役者同士が集まって、より面白い化学反応が生まれそうです。

これからゲネプロに向けて、もう一つ上のレベルを目指して頑張ります。
劇場でお会いできるのを楽しみにしています!!

 

ブンナの事前ワーク 「命のつながりを感じてみよう」

講師は小林さん(SKS)で水上勉の原作をみんなで読んでみよう!のワークを6月6日(土)臼井公民館でやりました。
まずはとこやさんといしやさんの手遊びからはじまり
ブンナの作品に出てくる鳶がカエルの捕まえるゲーム。

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▲鳶とカエル

 赤い帽子が鳶です。捕まる恐怖 生き残る喜び
 カエルは必死で逃げ回る。鳶がみていないまに陣地へ。

 

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▲小林さんが本のあらすじをはなす。

 

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▲グループに分かれて その場面を役に応じて読む。

 

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▲各グループ みんなの前で読み合わせ

 

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▲みんなで「ブンナ!」

 感想
*それぞれの生き物が一生懸命生きている世界を改めて知り、自分も一緒なんだとしみじみかんじることができました。本番が楽しみです。
*ブンナのきもちがわかった。

 

本番は7月5日(日)佐倉市民音楽ホール  開演17時30分~
 *チケットのある方は忘れずにきてね。
 *チケットのない方はSKS(NPO佐倉こどもステーション内 こどものあしたプロジェクトへ)TEL043-487-1655)へお問い合わせくださいね。
前売り料金(当日券500円増) 

大人 3600円 親子 4800円
子ども 2000円 学生 2500円 障がい者 1000円
 

子ども劇場千葉県センターの副理事長綿貫さんが取材!

昨日(6月1日)SKSの事務所で子ども劇場千葉県センターの季刊誌
ぐるっと房総の文化体験のコーナーの取材を黒木さんが受けました。
綿貫のばらさんは前八千代こども劇場のころからの知り合いでとても
ざっくばらんに取材されました。

一番の感想は
綿貫さんは「ブンナよ、木からおりてこいは私がいままで観た演劇の中で
ナンバー1 ナンバー2にはいる作品です。」とおしゃつていました。

なぜこの作品を選びましたか?
プロジェクトのなかでこの作品を観て
それぞれの感想を話し合い 時間をかけて
決定しました。
子どもたちには大切なものをつかむ力がある。
子どもの力を信じよう!

この作品は高学年むきに
思春期をむかえる中学生に是非みてほしい。
中学生時代はきつい。
自由に一人で舞台は観られる。
ブンナの変化を感じ取ってほしい。

そして
舞台を観続けることはすぐにはよい結果がでるものではないがあとから
いろんな力がでてくる。おこがましいが舞台をみることは教養がつくと
黒木さんは言ってました。

 綿貫さんは当日鑑賞後 中学生に感想を聞いて
7月発行のぐるっと房総の原稿に間に合わせるようです。

 

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ブンナ役の逢笠恵祐さんより

2月8日「ブンナ」に出会う前に事前の取り組みをしました。なんとブンナ役の逢笠さんが佐倉へ来てくださりました。この機会にいくつか質問をしました。


1 何年からブンナを演じていますか?


僕がブンナよ、木からおりてこいに初めて出演したのは2011年の夏でした。それ以降ずっと出演させて頂いております。

2
 ブンナの役をどのように演じる工夫をしていますか?


ブンナの躍動感。ブンナはカエルの中でも特別な存在なので、動きには気を使っています。具体的には他のカエルより高く飛んだり、素早く動いたり、などですね。

あとは、椎の木のてっぺんにあるであろう天国に本気で憧れること。そこにブンナの純粋さだったり、未熟なところが表れていると思います。

もうひとつはブンナは主役ですが、実はあまり台詞がありません。他人の台詞を聞いている時間がとても長いです。他人の台詞に素直に反応することを大事にしています。


3
 逢笠さん(ブンナ)が一番好きな場面は?


ネズミさんがブンナに命を託す場面ですね。ブンナはほとんど喋りません。でも心の中はさまざまな感情が渦巻いています。それをいかに作らずに素直に表現できるかがとても難しいです。


4
 ブンナはかえるですがどのように役の研究をしていますか?


過去にブンナを演じていた先輩に、よりカエルに見える動きを教えて頂いたり、自分でカエルの動画をみたりして研究しました


5
 好きな食べ物はなんですか?


ラーメンが大好きです。ブンナとっての女郎グモみたいなものですね。


6
 余暇はどのように過ごしていらしゃしますか?


フラメンコをやっています。
定期的にレストランなどで踊っています。
運動が好きです。

月に向けて頑張ります!

「ブンナよ、木からおりてこい」の演出 磯村純氏より

2月8日のワーク後に磯村さんに質問をしました。「ブンナ~」の作品に向けての熱い思いを寄せてくれました。

①この作品への思いは?
 
「ブンナよ、木からおりてこい」は青年座の財産です。生命の大切さ、そして生きる事の喜びを長きに渡り歌い続けてきました。
私自身、その作品に心を動かされた人間の一人です。そして今、その作品に演出として関わっていられる事を誇りに思っています。
小さな生き物たちの力強い生命のメッセージを佐倉の皆様に感じていただければ…思っています。
 
②役者は演出家が決めるのですか?
 
青年座の公演の場合、基本的には演出家が中心になって役者を決めます。
 
③この作品の良さ。
 
「ブンナよ、木からおりてこい」は、その世界観を表現するために様々な演出の手法を盛り込んでいます。
が、一番の魅力はやはり「俳優」です。
登場する動物はすべて出演者たちが身体表現を駆使して演じています。これは初演から変わらないこの芝居の魅力です。
俳優が舞台狭しと走り、踊り、歌う。躍動感あふれる舞台になっています。
力強い体からあふれる力強い命の歌がこの作品の最大のアピールポイントです。
 

命のつながりを感じてみよう!ワーク③ ブンナの世界に触れてみよう

28日 佐倉市中志津自治会館ホールで3回目のワーク。

劇団青年座から森さん 磯村さん 逢笠さん 柳下さんに制作の長尾さんが来られました。

 

「新しい方もいるので円陣になって 呼んでもらいたい名前と今日お昼に食べた物を言う」の自己紹介。

頭の回転を早くするゲーム。2人の組になり 用意された紙とマジックをもつ。絵を描く人が磯村さんから題目を聞く。一斉に描いて相手に伝える。それを分かった人が大きい声で磯村さんにいう。当たったらピンポンの正解!題目は千葉県 佐倉市 AKB 命 …難しくなる。正解できなかった組は×ゲーム。全力でのあっちむいてホイ!

 

次は体を使う。たこはちゲーム。そしてだるまさんがころんだ。鬼は題目を言ってから「だるまさんがころんだ」という。みんなは歌舞伎と題目だったらその格好をして止まる。題目も東京ディズニーランド、かえるなど。

 

頭と体を動かしたところ さていよいよブンナの世界へ。

この作品に出てくる動物 トノサマかえる つちかえる ねずみ もず ふくろう へび すずめ それぞれ組になってその動物のかたちになる。へびの組はみんなが寝そべってうねりだす。そして最後にはどくろをまいている。各チームが考えて作りだしている。

ブンナの作品の中の一場面 お寺の庭の池。かえるたちが寺の和尚がまきちらしたえさをむさぼりくっている。子かえるA,B,C ブンナ 姥かえる 老かえる 物知り

を各チームに分かれて 読み合わせて その場面を作りだす。季里さん(ブンナの母役)は子ども達に状況を説明しながら 「かえるだからね。かえるだよ」と。

 

アンケートの中から

「ブンナの役は自分の意志を突っ走っていて格好よかった。小5

「セルフ読み それぞれが役者になりきっていて、どんなものいいでも伝わることが面白いと思った。大人」

ワーク後 逢笠さんが「子ども達とワークをして、癒され、パワーをもらえた。」

演出家の磯村さんは「とてもいい刺激をもらった。7月に向けて 自由に闊達に死に物狂いでみなさんに届けたい。」

劇団代表 森さんは「たくさんの方にみてもらいたい。会場を満席に!」

 

あと5カ月 もう5カ月です。

たくさんのかたにブンナの世界を知っていただきましょう!

2月末にはちらしが出来ます。

7月5日を楽しみにしています。

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